初めて消費者金融を利用する時の注意、いつまでに何を返すのか

ATMや無人契約機の普及、CMなどのイメージ戦略によってその間口が広がったとは言え、初めて消費者金融を利用する際には不安な点がたくさんあることでしょう。たとえそれが少額であったとしても、借金を背負うことに違いはありませんから、それなりの気構えを持つことは当然かつ必要なことです。
しかし便利に使えば、生活を豊かにしてくれる可能性もあります。そこには、最低限度守らなければいけない点があり、それが消費者金融と上手に付き合うことの第一歩となります。
消費者金融を利用する手順としては、情報収集からスタートします。数ある消費者金融の中から利用する消費者金融を選ぶ段階です。基本的には、一般的に名の知れた大手・中堅(準大手)を選択することが良いとされています。貸金業法などが整備された現在においては、金利やサービスの面で差がつくことは少ないと考えられます。利便性(自分の移動範囲内に店舗がある、近隣のコンビニATMと提携している、など)といった点を考慮し、業者選びをしましょう。大手・中堅以外の無名な業者の中には、法外な金利を請求してくるなどの悪徳な業者もあるので、事前に細かく契約事項を確認しておきましょう。
次のステップとして、店頭および無人契約機などでの申込書などの記入、本人確認書類の提出を行い、契約の段取りとなります。ここで注意すべきなのは、提出書類について。50万円以下の小口融資の場合、必要なのは免許証・保険証などの本人情報書類のみです。一部業者において、預金通帳など、契約に必要のない書類の提出を求めてくる場合があります。そうした書類は提出する必要がありません。
業者は信用情報機関などへの照会、勤務先への在籍確認などを通じて審査を行います。ここで契約の可否と限度額が決定され、契約書の作成と説明、カード発行を経て契約完了となります。業者によって多少の差異はありますが、申込書記入から30分〜1時間程度が目安となります。カードが発行された時点から、店舗および銀行・コンビニなどのATMからの融資が可能となります。
さて融資を受けた後は、返済の段取りを確認しておきましょう。各消費者金融では、それぞれ返済期日が決められています。毎月5日・10日・27日などの設定が多く、その期日前であればいつ返済しても構いません。ほとんどの消費者金融の場合、店舗・銀行・コンビニなどの場所を問わずATMで返済を行うときには、その時点で必要な最低返済額が画面に表示されます。
ここで考えるべきは、表示されるのが「最低限必要な」返済額であるということです。この返済額には、元本充当分と利息分がありますが、最低返済額だけではほとんど利息分に充てられてしまいます。元本(融資を受けた金額)分を返済しなければ、いつまで経っても支払い総額が減っていきません。余裕のある月は、多めに返済することを心がけ、少しでも早く完済できるように心がけましょう。
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