チョコレートと安いウイスキーが消費者金融を使う自分の人生の楽しみ

埼玉県在住 G.Oさん(47歳)
俺の人生はおそらく、子どもたちが見てもなんとも思わない、全く魅力的に映らない人生だと思う。自分でもそれはわかっているし、理解しているつもりだ。それはそれでいい、構わないと思っている。自分の人生だ、自分が納得していたらそれでいい。
昔は俺にも夢があった、野球選手になりたいと思って中学まで必死になって野球をした。しかし地元に有名な選手が所属するチームと戦うことがあった。その選手はプロになった選手だが、同い年のそいつから俺達のチームは点を取ることができなかった。
全くレベルが違う人間を見て「自分には野球は向いていないんだ」と悟り、やめることになった。まぁそれは多くの人にあることだろう。そして平凡な人生を歩むことになるのだ。俺の場合は頭も良くなかったから体を動かす仕事しかしていないが。
今はやっと現場監督のような仕事ができている。それまでは体を酷使してなんとか金を稼ぐというものだった。仕事が無い時は暇を持て余して、消費者金融で食いつないだこともあった。消費者金融の金利は今よりも高かったのを覚えている。
そして毎日仕事が終わったらチョコレートをつまみにウイスキーを飲む、これが楽しみだった。チョコレートも安いものを、ウイスキーも安いものを選んで飲む。あえて高いものを飲まない、それは自分には味がわからないものだからだ。
でもなんとなく外を見ながらウイスキーを飲んでいると、昔の仲間達を思い出せる。懐古主義と言われてしまえばそれまでだが、俺にとっては今があるのは昔のバカばかりやった友人がいたからだ。まぁ今では死んでしまった奴もいるが。
今度集まるときにもおそらくこうやってウイスキーを飲みながら、語り合うことになるのだろう。消費者金融を使って生きる人生を誰が想像しただろうか。現場の仕事しかできない自分を誰が想像しただろうか。k共には歩ませたいとは思わない人生だ。
でも自分ではかなり満足している。他の人と比較して人生の良し悪しなんて決めることじゃない。

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